職場の人間関係は、仕事を続けるうえでとても大切なことです。
「精神科の職場の雰囲気ってどうなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、現役精神科看護師の私がスタッフ同士・医師・チームワークについてリアルにお伝えします。
① スタッフ同士の関係
私の職場は年配・中堅の看護師が多く、若い看護師は少なめです。10年〜20年勤めているスタッフも少なくなく、長く働いている人たちの間にはすでにしっかりとした人間関係ができています。
「昔はこうだったよね」「あんなことがあったよね」と盛り上がっている場面もよく見かけます。途中から入ったスタッフは仕事を覚えながら、同時に人間関係も築いていく必要があります。
慣れてくると「この人には聞きやすい」「この人はちょっととっつきにくい」と感じるようになり、自分の立ち位置もつかめてきます。最初は大変ですが、日頃から自分からコミュニケーションをとり、話しやすい雰囲気を作っておくことが大切だと感じています。
何気ない雑談の中にも大切な情報が含まれていることがあります。「今日○○さん、表情よくないね」「夜眠れなかったみたい」「昨日吐いたらしいよ」など、自分が知らなかった患者さんの情報を得られることも多く、観察のポイントにもなります。
看護師同士がプライベートな話をすることで親近感が生まれ、会話の糸口にもなります。話せる人がいると場も和み、情報共有しながら業務をこなすことでミスも減り仕事もはかどります。
② 医師との関係
医師との関係は良好に越したことはありませんが、開業医だとワンマンなドクターも多いのが現実です。私の職場は代々受け継いできた病院なので昔からのやり方が残っており、あまり変えたがらない傾向があります。
話しにくいドクターもいるので、機嫌を見ながら指示をもらうこともあります。優しい先生は「大変ですね、頑張ってください」と声をかけてくれます。でも機嫌次第では「言われなくても知ってます、だから何?」と冷たく返されることも。患者さんのためを思って聞いたのに冷たく対応されると本当に嫌な気持ちになり、落ち込むこともあります。
どの職場にも話しやすい医師・話しにくい医師がいます。うまく付き合っていくことも看護師の大切なスキルの一つだと感じています。
③ チームワークの大切さ
精神科の仕事はチームワークが欠かせません。申し送りで情報を共有し、わからないことはスタッフに聞いたりカルテを確認したりしながら業務を進めます。
- 患者さんへの対応で困っていたら一緒に対応する
- 点滴が入らず困っていたら代わってもらう
- 一人でできない処置は声をかけ合って一緒にする
- わからない処置は「前回どうやったの?」と聞き合う
中には面倒なことから逃げる人もいますが、いい人ばかりではないのはどの職場でも同じです。それでも医療の現場では患者さんの命を預かっているという気持ちを忘れずに仕事に向き合っています。困ったときはお互いさま。その気持ちがチームワークの基本だと思っています。
④ 新人への関わり方
新人がわからないのは当然のことです。私自身も看護師1年目は本当にわからないことだらけで、先輩ナースによく怒られました。だからこそ新人には一つひとつ「なぜこれが必要なのか」を繰り返し説明することが大切だと思っています。
「この前も言ったよな」と思うこともあります。でもこれは仕方のないこと。ある看護師がこう言いました。「わからない人には根気よく繰り返し同じことを説明しないとね」と。私たちが新人だった頃と今とでは時代も考え方も違います。「今どきの新人はね〜」と言われた経験が私にもあります。いつの時代も同じ気持ちになるんですよね。
よくある質問
Q. 精神科は人間関係がきついですか?
A. 職場によって異なります。長く勤めているスタッフが多い分、最初は輪に入りにくいと感じることもあります。ただ自分からコミュニケーションをとることで、徐々に話しやすい環境が作れるようになります。
Q. 医師との関係が辛い場合はどうすればいいですか?
A. 一人で抱え込まず、同僚に相談することが大切です。それでも改善しない場合は、職場環境を変えることも選択肢の一つです。転職エージェントに相談すると、職場の雰囲気や人間関係についても事前に情報を得られることがあります。
Q. 精神科に転職したばかりで人間関係に馴染めません
A. 最初は誰でも大変です。まずは自分から挨拶・雑談を心がけ、「話しかけやすい人」という印象を作ることが近道です。焦らず少しずつ関係を築いていきましょう。
まとめ
精神科看護師の人間関係のリアルをお伝えしました。
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- スタッフ同士は自分からコミュニケーションをとることが大切
- 医師との関係は職場によって異なる、うまく付き合うスキルも必要
- チームワークが仕事の質とミス防止につながる
- 新人には根気よく繰り返し教えることが大切
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人間関係に悩んでいる方は、まず同僚に相談してみてください。それでも改善しない場合は環境を変えることも考えてみましょう。
