花粉症 早めの対策!

もうすぐ春が近づいてきましたね。暖かくなりうれしい反面、憂鬱な気分になるのが「花粉症」。症状が出ると仕事や勉強に集中できなくなるなるなど日常生活に影響を与えますよね。快適な生活を過ごすためにも早めの対策を心がけましょう!

花粉症が発生する仕組み

私たちの体には、外敵からの侵入を防ぐ「免疫機能」が備わっています。健康を守るためには、この免疫機能を維持して正常に働かせることが重要ですが、外敵を排除ししよとする反応が過剰に起こることがあります。これが「アレルギー反応」です。

発生の流れ

  1. アレルギーの原因物質である花粉が体内に侵入すると、免疫細胞はそれを外的とみなし、次に侵入してきた時に備えてIgE抗体を産生する。
  2. 鼻や目の粘膜にあるマスト細胞(肥満細胞)がIgE抗体を受け取り結合する。
  3. 再び花粉が体内に侵入すると、マスト細胞に結合したIgE抗体がそれをキャッチ。マスト細胞が活性化してヒスタミンなどの化学伝達物質を放出する。
  4. 化学伝達物質が神経や血管などを刺激してくしゃみや鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こす。

 

 

発症していない人も対策が必要?

長い間、花粉を浴びるとやがて体内で作られる抗体が十分な量になり、花粉症の症状が出現するようになります。その期間は人によってさまざまなので、どのタイミングで発症するかはわかりません。ある日、突然発症してしまったという人も少なくありません。まだ発症していない人も対策をしっかり行い、できるだけ花粉の避けることで、将来の発症を遅らせるようにしましょう。

花粉はほぼ一年中飛んでいる?

花粉症の原因となる花粉には、春のスギやヒノキが有名ですが、それだけでなく晩春から夏のイネ科の植物や、夏から秋のブタクサやヨモギなどがあり、ほぼ一年中注意が必要です。ブタクサなどは背丈が低く、花粉が遠くまで飛ぶことは少ないため「近づかない」ことが大切ですが、スギやヒノキは花粉が広範囲に飛散するため「避ける」工夫が必要です。

花粉と風邪を見分けるポイントは?

風邪と花粉症は似た症状が多く、特に花粉症ではない人の場合、どちらの症状か判断するのは難しいです。ですから、症状の違いをよく理解し、適切に対応しましょう。

 

花粉症かぜ
鼻水サラサラ・透明黄色・ネバネバ
くしゃみ連続して出る1~数回程度
目のかゆみあるない
症状が強い時間帯起床直後。昼・夕方一日中続く
症状が出る期間花粉飛散期間中に2週間以上通常は2~3日程度

 

 

早めの対策で悪化を防ぐ!

花粉症は早めが大事です。花粉が飛び始める前から、薬やアイテムを備えておきましょう。

アイテム

マスクやメガネ、帽子などの花粉対策アイテムは、花粉飛散前から着用し「花粉よけ」を徹底しましょう。生活環境も意識して、体の中だけでなく、家の中にも花粉が侵入してこないようにすることが肝心です。

花がムズムズするなど、花粉症の症状が出始めたらすぐに鼻炎薬などを使うようにしましょう。早めに対策することで、つらい症状を抑えることが期待できます。花粉が飛び始めたらすぐに使えるように、内服薬や内服薬や目薬、点鼻薬を用意しておくのがよいでしょう。

飛びやすい日、時間帯をチェックし、花粉を避ける工夫をしましょう!

花粉をできるだけ避けるには、花粉が飛散しやすい日や時間帯をこまめにチェックして、外出を控えたりするなどしましょう。また、飛散量は1日の中でも増減を繰り返しており「昼」と「夕方」に多くなる傾向にあります。花粉シーズンは、飛散量を意識した行動で、できるだけ花粉を避けるようにしましょう。

花粉が飛びやすい気象条件

  • 雨上がりの晴れた日
  • 風が強い日
  • 気温が高めの日
  • 湿度が低く空気が乾燥した日

 

鼻の3大症状・・・・鼻水・鼻づまり・くしゃみ

花粉症で特につらいのが鼻の症状です。

シーンに合わせて薬やアイテムを活用し徹底対策しましょう

点鼻薬・・・鼻にピンポイントで作用するため、効果を実感しやすい

携帯に便利で、外出先で症状が出た時にもすぐに対処できる

鼻うがい・・鼻うがいは、鼻の粘膜を洗浄することで、鼻づまりやアレルギー症状の緩和、

副鼻腔炎の予防・症状緩和などに効果的です

鼻呼吸の大切さ

鼻づまりが起こると口呼吸になってしまいますが、それによってのどが乾燥したり、いびきが悪化したりと、トラブルも増えてしまいます。何気に行っている鼻呼吸には、実は次のような役割があり、私たちの体を守ってくれているものです。

・異物混入を防ぐ

鼻の中には小さな毛と粘膜でコーティングされて粘膜があり、空気中の細菌やアレルゲンをキャッチして排出する役割があります。しかし、口呼吸にはこのようなフィルター機能がなく、空気中の異物がそのまま体内に入り込んでしまいます。

・乾燥を防ぐ

鼻呼吸には、冷たく乾いた空気でも、空気が鼻を通過する際に適度に温度や湿度を与えて、のどや肺に届ける役割があります。一方、口呼吸で吸い込んだ場合、のどを冷やしたり、乾燥を引き起こしたりすることがあります。

 

目・喉

目の3大症状・・・・かゆみ・充血・涙、めやにが出る・まぶたの腫れ

喉のイガイガ・不快感

目がかゆいときは、かゆみを取り除く目薬を点眼してください。我慢できずに手でこすってしまうと目の表面を傷つけてしまいますので、注意しましょう。

点眼薬・洗眼薬の活用

点眼薬

  • 抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン点眼薬)やステロイド点眼薬、軟膏など、目的に合わせた目薬を使用します
  • コンタクトレンズを使用している場合は、花粉の時期だけでもメガネに替えるか、コンタクトレンズ専用の目薬を使用します

洗眼薬

花粉が気になったときや帰宅時には、目を洗って花粉を洗い流すことが大切です。 ただし、水道水で洗うのは避けた方がいいといわれています。 水道水に含まれる塩素で目を傷つけてしまう恐れがある、というのがその理由です。

 

 

 

 

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